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私がアスペルガー症候群についての
本を書こうと想ったのは、 ひとつの体験がきっかけです。 中学3年生の時家庭教師の女のひとが、 たまたま発達障害の子供のケアをしていて、 「私が診てるのは小学校とか小さな子供だから 自分が感じた気持ちをうまく表現できないけど、 李々ちゃんが話してくれるからとても勉強になる」 そう言ってくれたからです。 大学に行って勉強してるひとの役に立てた。 その時初めて、「アスペルガー症候群でよかった」と、 心から想えて、生きることが許された気持ちになりました。 残念ながら、日本ではまだAS(アスペルガー症候群の略)は 知られていることが少なく、ASだと診断されている ひとはごく少数だと想います。 その為か、ASについての本は外国のひとが 書いたものを日本語訳したものが多いです。 外国ではASだと診断されるのは早くて、 体験談や対処法の書かれた本でも小学生くらいを 対象にしているので中学生の時にASが発覚した 私にはもっと思春期のASの為の本が必要でした。 そんな時にケネス・ホール著「ぼくのアスペルガー症候群」
を読んで、すごく感銘を受けたのです。 専門的な学者の本を読むより、同じ障害のひとの 体験を知る方がずっと勉強になりました。 だから私は、ASを知らない人々、医学者さん、 そして何より同じASのひとたちに、 私だけが持つ「私のAS」を知って欲しいのです。 そしてそれが、誰かの役に立てたなら、本望です。 相羽李々 |
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はじめに
2007.08.13 Mon



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